27日 素人の素人による素人の為の簡単なエアロ塗装
サイドステップとリヤウィングを2号機から移植

・・・ただ2号機はカラー205、3号機はカラー40ということでそのまま付けると世間を守ってくれるパンダさんになってしまうので塗装が必要。

朝6時に起きて7時から作業開始。天気は曇り。炎天下よりはよっぽどいい。雨さえ降らなければね・・・。

ちなみに今回やるのはかなり適当な作業です。本気でやるなら他のサイトを当たって下さい(^.^;

環境:
自家塗装をするには風のない晴れた日の午前中に屋外の日陰で作業するのがよいと思う。

夏の炎天下ですると塗料がスプレーから発射されてから塗装面に届く前に固まってしまうというアホな現象がおこる。なによりオラの体が心配だ。日射病にでもなったらどうしてくれるんだ。
逆に雨の日は湿気が混じってしまい白っぽく・・・ってそれ以前に屋根のない場所で作業するオラにとって雨は作業断念以外の何者でもない(^.^; 。
風が強いとゴミが飛んできたり下に敷いた新聞紙等がせっかく塗装した部分にベタッと張り付いたりしてやり直しどころか磨き直し、さらに塗料が風で飛ばされ洗濯物や車などに塗料や粉が付いた時には洗車や洗濯、といった余計な作業が非常に増える
屋内でやると目には見えない塗料の粉が充満して作業終了後鼻をかむと塗料色の鼻水が出る。その瞬間自分がラリッてんじゃねぇか?と心配になる。

でも適当に色がついてりゃいいやって人は適当にやりましょう。
オラも気を遣うのは最初だけで作業が進むにつれどうでもよくなってきます。それほど結果に気を遣う人なら最初から設備の整った業者に頼んでますよ。業者並みに仕上げるなら道具からそろえなきゃいけないので業者に頼むより高く付いたりして(≧∇≦)。適当にやるにしても結構高く付くのだから。


道具:
今回使用した道具
オラはただベタに塗るだけだったら新聞紙、耐水(サンド)ペーパー、シリコンオフ、プライマー、塗りたい色の缶スプレー、コンパウンド、クリアーのスプレー等を使います。

耐水ペーパーは水に強いただの紙ではなく水に強いサンドペーパーです。もっとわかりやすく言えば耐水紙ヤスリです。下地処理や塗装面を磨くために使います。なぜ耐水の必要があるのか?いいところに目をつけますねぇ。水をかけながら磨けば削った粉を洗い流し常にヤスリの目が綺麗な状態で磨けるんです。効率UP、磨き粉での余計な傷が付かなくてすむ等いいことづくし。水道代が気になる人はバケツに水入れてちょびちょびとやりましょう。川とかで汚染行為をしないように・・・(−−;

シリコンオフは塗装面の油分を取り除きます。油汚れに〜ジョイ!・・・などで一生懸命洗ってやってもよいですがその作業を簡略化してくれます。油がついてると塗料をはじいて確実に失敗します。人間の手で塗装面にさわるのも×なのでゴム手袋などがあった方がいいかもしれませんね。ちなみにオラはそこまで神経質にはなれません・・・残念ながら(^.^;

プライマーはバンパー用の物です。バンパーと塗料をがっちりくっつけてくれる仲人さんみたいなものです。塗料を塗る前に吹いときます。

塗りたい色の缶スプレー・・・まさか刷毛で塗るなんて考えてたんじゃ・・・・あんたは恐ろしい人じゃ・・・(−−;。欲しい本数が一つの店でそろわない場合がほとんどなのではしごしなきゃいけないかもしれません。純正色が欲しいなら車のどこかに番号が書いてあるはずなのでその色に合った番号の塗料を買いましょう。市販の缶スプレーが自分の色とぴったり合わない!なんて文句は言わないように・・・それは貴方の車が色あせてることがほとんどだったりして・・・(^.^;。どうしてもぴったりの色が欲しい!欲しい色が売ってない!っちゅー人は色を作ってくれるサービスをしてるところで買いましょう。最近はオートバックスやイエローハットなどでも手に入ります。でも基本的に高いですので今回必要な量を考えるとそこまでするくらいだったらオラなら素直に業者にだしますね。今回はサイドステップ用に5本、リヤウィング用に3本購入。しかも40がなくなったので3本は50で代用(^.^;もうはしごする元気もありません。じつはこれでも足りないくらいです。もう3〜4本欲しいところ。でも金が・・・

クリアースプレーは図画工作で言えばニスですよニス。仕上げに塗ったでしょう?厚塗りすれば透明な皮膜ができて艶もでて職人が仕上げたように見えるかもしれません。オラの場合は後々再塗装する可能性が大なのでその際の下地処理を簡略化するため艶が出る程度の薄さで塗ってます。

コンパウンドはあるといろいろ使えて便利です。磨き粉みたいなもんですが塗装後の仕上げなどにつかいます。粒子の大きさなどによって種類があります。今回はノーマル部品を取り外した後の汚れ落としにつかいました。しかも10年前にバイクの塗装に使ったときのあまりを使用・・・まだ普通に使えました(^^;

合計で1万はかるく超えました。業者さんが1万5千円で綺麗に塗ってくれるというのだったら業者に出した方がいいでしょう。ちなみに作業の三週間くらい前にはすでに買っておきました。野外で塗装する者にとって塗装のチャンスがきたらいつでも作業に取りかかれるくらいの準備は必要です。

作業:
まず下地処理ということで耐水ペーパーで旧塗料をとります。耐水ペーパーも目の粗い奴から細かい奴へと使い分けていきましょう。新品を塗る場合も細かい奴で磨きましょう。傷を付けることによって塗料がはげにくくなります。つるつるの物はざらざらの物よりも持ちにくいのと同じ原理です(たぶん)。もちろんでっかい傷をつけちゃぁいけません。ちなみに旧塗料を全部とろうと思ったのですが飽きたので傷をつけるだけにします(−−;。たっぷりと水をかけながら磨くのがコツです。

ホースがなかったのでバケツ・・・ ヤスリを洗い、エアロに水をかけ、

塗装面のつるつる感がなくなったら乾燥させます。洗剤で脱脂をする方は洗ってから乾燥させましょう。シリコンオフを使うなら乾燥させてからシリコンオフを吹き付けて脱脂します。

乾燥させたらバンパーと塗料の接着剤バンパープライマーを吹き付けます。軽くでいいです。たっぷり塗る必要はありません。

けっこう根気のいる作業です。 バンパーと塗料の接着剤みたいな物

ようやく塗装の開始です。まず軽く薄く全体に均等に色を塗ります。もちろんスプレーです。塗りすぎると当然垂れてきます。垂れたらもう失敗だと思って下さい。なので塗りすぎないように軽くです。

これがAE101ホワイトのノーマルカラー 新聞紙などを敷いておくと後かたづけも楽

乾燥させます。たぶん薄く塗ったので10分もあれば乾燥するでしょう。さわって乾いているようであればOKです。さわったら乾いていなくてうにょっといってしまったら失敗です。なので最後までさわって確認するというのはやめましょう(≧∇≦)。

一回目 二回目、ウィングは裏もね

乾燥したらまた軽く薄く塗ります。そして乾燥させてまた塗って・・・この繰り返しです。自分が納得するか飽きるまでこの作業を続けましょう。ちなみにオラは垂れる寸前まで塗ります。こうすると艶がでるのですが失敗する確率大です。

3回目、もう真っ白 4回目でオラはやめた。

塗装が完了したと思ったら思い切り乾燥させます。そうですねぇ2,3日乾燥させれば一番いいです。そしたらコンパウンドで磨いて艶を出します。一番根気のいる作業です。なに?急いでいる?ならば1時間ほど乾燥させたらクリアを吹きましょう。でも本当は余計な粉やゴミなどが付いているので磨いた方がいいんですよ。

仕上げはクリアーを吹きます。なるべく均等に自分が満足するまで塗りましょう。ただし垂らさないように・・・。

仕上げです 写真ではわかりづらいけど艶がでてます

あとは一週間ほど乾燥させればよいのですがオラはすぐに付けました。なので7時から初めて12:00には作業完了。途中雨が降りそうで降らない状況が続きましたが降らなくて良かった。


補修:
乾燥を待つ間あっきーから仕入れた8,000円バンパーの修復を行う。
いままで布テープで隠していたらしいが布テープをとると簡単に修復できそうな割れが2カ所あった。今回はケプラー繊維のパテを使って修復してみる。FRPの修復用ということなのでかなりいいに違いない。千円くらいした。

まずテープを剥がすと粘着部分が残っていて非常に汚い。もしバンパーを割ってしまって後から修復するつもりならあまり強力な粘着力のあるテープを使っての応急処置はやめましょう・・・傷の割れ目もバキバキと剥がれてしまいます。

粘着の残りや汚れを剥がすのとパテの付きをよくするために耐水ペーパーで水をかけながら磨きます。傷だけではなく傷の周囲も磨きます。綺麗にしたら脱脂します。

テープを剥がすとこんな割れが! 割れプラス周辺を綺麗に磨く

んでパテ塗りです。パテと凝固材をよく混ぜて固まる前に塗ります。どうせ後で削るし乾燥すると収縮するのでちょっと厚めに傷の部分+周囲に塗り込みます。で乾燥するのを待ちます。このケプラー繊維パテは30分くらいで固まるそうです。しかし・・・繊維っぽくて塗りにくかった(−−;。普通のパテの方が使いやすいかもしれません。

乾燥したら耐水ペーパーで平らにします。平らな木などに耐水ペーパーを巻き付けてこすると巧く平らにできます。周辺とパテを塗った部分が平らになったらよく乾燥させて脱脂します。

ケプラー素材配合のパテ ついてきた凝固材と混ぜ合わせます
んで厚めに塗る 乾燥したら平らに削る

あとは塗装です。パテを塗った部分+周囲を塗装します。塗った場所との境目が目立つ方はぼかし材というのも売ってるので使ってみるといいと思います。あまりにも色が違う場合ぼかすよりも全部塗り直した方がいいとおもいますけどね。

塗って乾燥、塗って乾燥をして自分が満足したらクリアー吹いて乾燥させて終了です。とりあえず結構簡単に傷を修復することができます。

これくらい平らにしましょう。 脱脂したら塗装・・・さぁどこが修復部分でしょう?


そんなこんなであとは乾燥したバンパーの取付です。
取付へGO!!