Patriot-Room = AllRoundCarLifeTeam - Balance FreeStyleCarLifeTeam - Piranha RacingTeam - StainedGlass
記憶 2009/08/29 Counter
再走化計画
フロント足回り換装

※このページの画像はクリックすると大きな画像をみることができます。

仕入れたパーツは徐々に揃い、いよいよ換装の時を迎えました。
天候は生憎の雨。ですがガレージという強い味方がいるのでどうでもいいです。
作業員1名・・・まぁなんとかなるだろうw

雨だ・・・

さて作業内容は、
車高調の交換
ブレーキローターの交換
ブレーキパッドの交換
以上を一気にやってしまおうということですな。

ただし今日の目標はフロントのみ

リヤの車高調交換はもう1人いたほうが楽なので誰かいるときにします。
タイヤハウスとアッパーマウントが近ければ1人でも楽勝なのですが・・・

まずはノーマルの車高を計っておきましょう

右フロント 66cm
左フロント 65.8cmくらいですかねぇ


右フロントが66cmちょうど、左フロントが65.8cmでした。
ワシが乗るとちょどよくなるのだろうか?w

車高調導入前

それでは部品を確認しましょう。

まずは車高調です。

あるショップさんから仕入れました。
全長式とは思えないびっくり価格で手に入りました。
国産ではありませんが非常にいい質感です。
XYZ 全長式車高調 F8/R5です。

車高調が現れたw ありがたいことに厳重な梱包です これが車高調だ!w
XYZ・・・かっくいい


車高調を開梱している間に晴れてきましたよ?w

青空だ!晴れ男Power全開!


続きましてはブレーキパッド。
リヤはもう導入済みですが、リヤとおなじく
Project μ HC+
です。

Project μ HC+ です。自然に優しそうな色をしていますw

続きましてはローターです。
DIXCELのローターに見えるでしょうが、
実はDIXCELのローターです!w
と見せかけて実は焼き入れがしてあります。
それなのに安い!すばらしい!
さらにスリット入りです。
すばらしい!!

外から見るとただのDIXCELローター 中身はスリット入り焼き入れローター

ちなみにその他重要な物!

工具とエプロンw
工具は工具セットを一式買いました。
重要な物に関しては昔買った高い工具があるのですが、不足分の保険です。
エプロンは地面に寝転がるとき下に敷いたり、服の汚れを防いだり、お料理の時にもw

今回使用した工具 服の汚れを防いだり下に敷いて使うエプロン

だいぶ路面も乾いてきました。
が、途中で降ってきてもいやなのでガレージ内で作業することにします。

まずはホイールナットを緩めてジャッキアップ。
リジッドラックをわすれずに!

路面が乾きだした さぁいよいよジャッキアップ。馬かけわすれずに!

ジャッキアップしてタイヤを完全にはずしましょう。
作業するとき作業する側にステアを一杯に切っておくと楽ですよ。
たとえば右側の作業だったらステアを右一杯に。

ローター交換と車高調交換は順番どちらが先でもいいですが、
ブレーキパッドはローター交換の一緒というか後というか・・・
パッド外さないとローター交換できませんから。

今回は先にローター交換を行います。

ちなみに6年ぶりの作業です・・・
紆余曲折ありましたがその部分は注意点として書いて、
一応さもまともに交換作業が進んでいるように書かせていただきます(^^;

まずはキャリパーの下側のボルトを外します。
ボルトが外れたらキャリパーを持ち上げます。
パッドが現れるので横に広げるように取り外しましょう。

タイヤを外して作業しやすいようにステアを切ります これがキャリパーですな。ボルトを緩めます。 キャリパーを持ち上げるとこんな感じ。寂れたブレーキパッドが顔を出します。

キャリパーの裏側に飛び出している金属があると思いますが、
ブレーキを踏むとこれが飛び出してブレーキパッドを押し出して、
ローターを挟み込んで止めようとするわけです。

これをスタートラインまで戻してあげないと新しいブレーキパッドは厚いのではまりません。
戻す専用工具は存在しますが持っていないので
古いパッドなどをあてて鉄パイプなどでテコの原理で押し戻してあげましょう。
2ポッドの場合は片方ずつ戻すとけっこう簡単に戻ってくれます。
簡単と行ってもそれなりの力は必要ですが・・・

実は202のフロントブレーキは101と一緒ですw

スタートラインまでしっかり戻したらあとは新品のブレーキパッドを入れて
キャリパーをかぶせてボルトをしめればブレーキパッドの交換はおしまいです。


新旧ブレーキパッド 飛び出たポッドをがんばって戻しましょう。テコの原理を最大限利用するのがコツです スタートラインまで戻さないと新しいパッドは挟めません


ですが今回はローターも交換します。

ローターを交換するためにはキャリパーも取り外す必要があります。


事前に外したキャリパーを置く場所を作っておいて下さい。
ブレーキラインがあるのでキャリパーは意外に動かせる範囲が狭いです。
地面までは届きません。外したあとから気がついても一旦置くことはできないし
かなり重いのでぶら下げておいたらブレーキラインによろしくありません。

ブロックベイなどがあると便利です。立てておけばキャリパー置き場に最適♪
ちなみにワシは取り外した後に気がついて大変な目に遭いました(−−;
いったん付け直すのも意外に難しいので気をつけましょう。

以上の準備がととのったらローターの裏側に
キャリパーのブラケットを止めているボルトがあるので緩めましょう。

かなり固いので鉄パイプで延長してテコの原理をおおいに利用しましょう。
ちなみに「まず外すことが重要」なのです。
手段は問いません。でも壊さないでね(^^;


ちなみに写真ではキャリパーのボルトを片方だけ外して持ち上げた状態のまま作業してますが、
ローター交換は
キャリパーのボルトを上下外して完全にブラケットと切り離した方が楽です。

下手したら手を挟みますので。ワシは挟みました(T∇T)
キャリパーは鉄の塊・・・とても重い・・・


ブラケットをはずすボルトはローターの裏側です。 ボルトは2つあるので鉄パイプを使ってでも緩めましょう これがボルトです。キャリパーはできれば外しておいた方が楽です

さてキャリパーとブラケットが取り外せたらいよいよローターを取り外します。
ハブボルトを通してあるだけなのですが、ハブに固着して外れないことが多いです。

でも安心。ローターに小さなボルト穴が空いているはずです。
ここにボルトをねじ込んでいけば固着したローターもパキッ!!!
というびっくりする音をたてて外れてくれます。

問題はこのボルト穴にあうボルトが無いことですなw

というのはさびが浮いてしまって、
本来入るサイズのボルトでもなかなか入らないというのが困りもので、
その場合ねじ込めそうなボルトを無理矢理ねじ込んでOKです。
「まず外すことが重要」なんですw
こんな錆びたローター外したら使うこと無いですしw

ワシは山ほどボルトのゴミをもっているので
その中からなんとか1本あう物を見つけてねじ込みました。6mm?8mm?だったかなぁ?
まぁなんでもいいです。ねじ込んで下さいw

ちなみに棒で穴をつついたくらいでは外れません(^.^;
古ければ古いほど壊すつもりくらいで強力にねじ込んで下さい。


ブレーキラインの許す距離は短いので事前に外したキャリパーを置く場所を用意した方がいいです。 ローター表面のボルト穴にローターが外れるまでボルトをねじ込みます。意外と浅いです ローターが外れた後のハブの裸体

さて古いローターが外れましたら新しいローターをはめ込みます。
ローターの5つの穴にハブボルトを通す感じではめ込みます。
気を抜くと外れてくるので要注意!それを押さえながらキャリパーブラケットを取り付けます。
この作業の時に一番キャリパーとブラケットを分離している恩恵を感じます。
ぜったい分離させといたほうが楽です。
ブラケット外した後だと外しにくいのでブラケットがついてるうちに分離させましょうね。

新旧ローターです。美すい・・・ うまくはめ込みましょう ローターを押さえながらボルトをしめる・・・絶対キャリパー邪魔です(T∇T)


ブラケットを取り付けたら外側からブレーキパッドをはめ込みます。
ノーマルブレーキパッドに着いていた薄い鉄板・・・たしかシムといいますが、
鳴きを防止したり熱をブレーキオイルに伝えにくくしてくれたりと、
地味ながらかなり有効なものですのでできる限り移植しましょう。

ちなみにワシはブレーキパッドを目立たせるためにピストン側だけに装着。
外側からはシムがないので緑色のプロμが映えます(* ̄∇ ̄*)
熱が伝わると問題がありそうなピストンの方はしっかりガードw

ポッド側にシムをしっかり装着 ローターを挟み込むようにがっちり装着!


ブレーキパッドをしっかりはめ込んだらキャリパーを降ろします。
新品のパッドは特に分厚いのでポッドの戻しが十分でないと
ポッドの出っ張りが邪魔でキャリパー降りないので注意。
戻しが不十分だったらキャリパーがきちんと戻るくらいにピストンの戻し作業。

見事キャリパーが降りたらボルトを締めましょう。

絶対わすれてはいけないことはブレーキペダル踏み踏み作業。
ピストンを戻したことによってオイルが戻ってるので、
ブレーキペダルを踏んでもすかすかでブレーキ効きません。
この作業をわすれてジャッキを外すと勝手に走り出してしまったり、
運転しちゃったらブレーキ効かなくて・・・なんて事故が起きてしまいます。

ペダルを踏んだときの反発力がしっかり戻るまで踏み踏みしましょう。

新パッド装着の図 キャリパーを降ろします。ポッドが飛び出ていると降りません ブレーキパッド、ローター交換完了の図

左右のブレーキパッドは当然同時に交換するでしょうけど、
片側終わるごとに踏み踏みしないと、ブレーキオイルのタンクからオイルがあふれ出すので注意!
やっちゃった(T∇T) アハハ

あふれ出るブレーキオイル・・・必ず片側終わるごとにやろうね踏み踏み



さてさてここまででブレーキ周りの作業は終了!

いよいよノーマルのサスペンションから車高調に交換します。

参号機のサスペンション形状はマクファーソンさんが考え出した(たしか)
マクファーソンストラットという形式のサスペンションです。
同型機もしくはSS-IIIにはスーパーストラットサスペンションというのもあります。
それにくらべれば交換はめちゃくちゃ簡単です。


まずは固いことが予想されるハブと接続してるブラケットの2本のボルトを緩めます。
外すのではなく緩めるだけでいいです。外しちゃダメ!

ここも鉄パイプなんか使って緩めていいです。
ゆるめばOK。緩まなかったら潤滑油などをたっぷりかけてしばらく置きましょう。
ハンマーでガンガンという技もあるのですが、基本的にボルトを再利用するのでやめましょう。

同じくボンネットをあけるとある、
ノーマルサスペンションを固定しているアッパーの3つのボルトも緩めます。
緩めるだけ!外しちゃダメ。固ければ潤滑油です。

19mmx2が必要。とにかく固いです。緩めるだけです。まだはずしません こっちは12mm。意外と簡単に緩みます。緩めるだけですよ。いきなりはずさないように



緩んだら、もしくは潤滑油に浸している間、
ノーマルのサスペンションについているブレーキラインだとかABSラインだとか、
そんなのをしっかり支えてくれているステーのボルトから外していきます。

ノーマルサスペンションと繋がっているのは、
ハブとのブラケットとアッパーだけとう状態を作るのです。

ブレーキラインを固定している金具もはずします ノーマルサスペンションを孤立させます。


いろいろがんばってハブとアッパーだけが緩んだボルトで繋がっている状態になったら、
ローターが落ちてきても壊れないようにウェスをはさんでジャッキを入れたりの対策をします。
サスペンションを切り離すとローターの重みでアームが落ちてきますからね。

いよいよハブ側と繋がってるブラケットのボルトを抜きます。
抜けにくいようならハブ側のローター等を少し持ち上げながら、、
プラスチックハンマーなどで反対側からボルトをたたいてあげるとすんなり抜けたりします。

うまく持ち上げてあげればたたかなくても簡単に引っこ抜けます。
その変は1回コツをつかめば以降簡単になります。
同じように2本目も抜きましょう。

ボルトが抜けたらハブ側とノーマルサスペンションのブラケットを引き離します。
ローターとブラケットの重みでアームが落ちてくるので要注意。

サスペンションはアッパーにとまってるのは実は1カ所だけなので
けっこう自由に動いたりします。うまく引き離して下さい。

ノーマルサスペンションを引き離したらいよいよアッパーのボルトを外します。
アッパーのボルトを取り外すとガコッと重いサスペンションが落ちてくるので要注意。
しっかりと片手でノーマルサスペンションを持ちながらアッパーのボルトをはずします。

いよいよブラケットのボルトをぬきます しっかり持ってからアッパーのボルトをはずします。けっこう重いですので力入れて落ちてくるのをささえます。 アッパーのボルトを外すと完全にサスペンションがおちてきます。


あとは車体から完全に切り離されたノーマルサスペンションをタイヤハウスから抜き取ります。
いったんノーマルサスペンションを下まで降ろして
アッパー側からタイヤハウスから出してあげる感じです。
重いのでけがしないように慎重に。


一旦下に降ろしてアッパーから引き出すようにすると簡単にでてきます ノーマルサスペンションと車高調


要注意!負荷がかかっていない取り外したノーマルサスペンションと
車高調の長さを合わせるのはやめましょう・・・えらいことになります。

ノーマルは柔らかいので車の重みでどんどん沈みます。
対してバネの固い車高調はそんなに縮みません。

ワシはうっかりえらいことになった。車高10cmアップ(T∇T)

メーカー出荷時の状態のまま、まずとりつけてみることをオススメします。

では取付です。

ノーマルサスペンションを取り外したときと逆のことをするだけです。

車高調をブラケット側からタイヤハウスに入れてあげましょう。

1回下まで降ろしてアッパー側もタイヤハウスにいれてやり、
そこから持ち上げてアッパーマウントのボルトを車体側の穴に差し込んであげます。
穴からボルトが出てきたらナットですぐに止めてあげます。
仮止めでいいですが3つ止めてしまいましょう。

そうすることにより当たり前ですが手を離しても車高調は落ちてこなくなります。


外したときの逆です。 先にアッパーを止めてしまいましょう あとは下の作業です。


続いてノーマルサスペンションから取り外したブレーキラインや
ABSラインなどがタイヤなどと接触しないようにきっちり整理を行います。

この車高調は親切な設計でホース止めなどがついていましたが、
ついていない車高調もあるのでその場合はうまく「困ったときのタイラップ」等で止めましょう。

ちなみにこれをしっかりしておかないとホースがホイールやタイヤなどと接触し、
削れて切れてしまったりという恐ろしいことがおきます。

何が恐ろしいかって?
ブレーキホース切れたらブレーキオイルが漏れてあっという間になくなります。
オイルが無くなったらブレーキが効かなります。
走行中にそれが起きるわけですから恐ろしいでしょう?

注意しましょうね・・・ワシはあやうく・・・(−−;

  車高調付属のライン用ステーを取り付けます ステーにブレーキラインなどを取り付けます。タイヤ、ホイールと接触しない位置に配置します。タイラップをうまく使いましょう


さてブレーキラインなどの整理が終わったら、
ハブと車高調のブラケットを接続します。

全調式の車高調はブラケット部分をねじのように回すことで
車高を変更できるようになっています。

車高を決めて固定用シート(車高調についてるリングのこと)を締め付けることで
ブラケットが回らないように固定できるのですが、
ブラケットとハブを接続するときは固定用のシートは緩めておきましょう。

ブラケットがブラブラする状態が望ましいです。
先にこれを固定してしまうとアライメントがおかしくなりますし、
なにより接続しづらいです。

ではブラブラしたブラケットの間にハブ側のアームを入れ込んであげます。
ハブ側も車高調側も結構自由に動くので、
少し力を入れてうまくはさんでボルト穴をあわせて下さい。

ボルト穴をあわせたらボルトを差し込みます。
うまく力をいれて穴をあわせながらボルトをいれればスコッと言う感じで入ります。
まぁ慣れです。コツをつかんで下さい。

2本目のボルトも同様に今度はちょっと力がいるかも知れませんが、
ローターをもって強くずらす感じで簡単に穴があいますので、スコッと入れて下さい。

ボルトが入ったらナットで締めてしまいましょう。
これは本締めで問題ないです。トルクレンチなどで規定値に締め上げましょう。
ワシは長年の感で締め付けますが。まぁブランクすごいですけどねw

ボルトを締め終わったらこんどこそ、
ブラケットを固定するシート(リング)を車高調レンチ締め付けて固定します。

ブラケットがブラブラした状態でブラケットとハブを接続してボルトをいれこみます ブラケットのボルトをしっかりと締め込みます その後ブラケットをシートで固定して下側完了

その後は忘れずにアッパー側の本締めもして下さい。

最後にもう一度各ボルトなどの締め忘れをチェックしましょう。
ボルトが余ったとかないように・・・

これでタイヤをつけて完了です。

ちなみにXYZの車高調は減衰調整ようの工具をショックのてっぺんに差し込んで
ぐりぐりまわしてあげることで減衰調整ができますが、
フロントはこれをつけたままだとボンネットが締まらないので、
持ち歩いて調整の時だけ差し込んで使います。調整はしやすいです。

最初買うとき黄色かぁ・・・(T∇T)・・・なんて思ってましたが、
ゴールドですよ・・・百式ですよ・・・なかなか高級感があっていいです。
それにしてもホントに安いのにいい質感です。

2倍以上したT○Dの車高調なんかカスに思えます・・・
まぁ性能はリヤも入れてからインプレします。

アッパー側のナットも本締めします。写真は調整用のツールを差し込んだ状態 足回り換装作業終了。ぴっかぴか ゴールドに輝くピロアッパーマウント


ということで長々と失礼しました。
ちなみに本日の作業時間は約5時間・・・

まぁボルトが固い初解体は時間かかるとしてもかかりすぎですね。

昔は1台分でもそんなにかからなかったのになぁ・・・
ブランクもあるでしょうが年とって体力がなくなりました・・・
そして予想以上にいろいろ忘れててマヌケなことして時間くいました(T∇T)


っちゅうことでビフォアアフタァ。超前傾w
ノーズが長いヴェイルサイドは擦りまくりでお出かけ不可になりました(^^;
リヤがつくまでの辛抱ですね。

ビフォア アフター・・・超前傾姿勢

まぁ最終的にはかなりいい感じに仕上がりましたがそれまでいろいろありまして・・・
それはまた後日記載します。

[記2009/10/11]

 

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